BLOG文章表現

日本語教育、留学生の作文教育、日本語の文章や表現の備忘録です。

2006-01-01から1年間の記事一覧

「時事日本語」12/19/06

論点1「問題生徒を立ち直らせるには」の問いと答えの説明。 受講者から質問がいろいろ出たおかげで、考えるきっかけができた。「樹海」の中身について、「道」の内容の是非と「道」の存在の肯定は別物であることなど。

「日本語作文C」12/18/06

ヤフーとグーグルの比較の作文の宿題のフィードバック。 テレビ番組『カンブリア宮殿』の樹研工業社長松浦元男氏の紹介を視聴。分類の表現、事柄中心/動作主中心の表現を用いて説明してもらう。 宿題は口頭で説明してもらったものを作文に書くこと。

「アカデミック作文」12/18/06

宿題のフィードバック。課題作文の条件に沿った作文を書くことを注意。2つの作文添削例を挙げて説明。 定義・分類の表現の説明。 宿題はある事柄について定義・分類の表現を用いて説明文を書くこと。 宿題の作文の難易度は様々だった。構成・表現に問題がな…

「日本語文化研究演習(中)」12/15/06

「順番のマジック」(『納得の構造』渡辺雅子より)の作文タイプについて、受講者の書いた実験作文がどの型か特定する作業を2〜3人のグループで行う。そして、どの型かを皆の意見を聞きながら表にまとめる。 自由課題の作文は時系列連鎖型、条件課題の作文…

「時事日本語」12/12/06

授業初日。シラバスと授業予定の説明。 論点1「問題生徒を立ち直らせるには」について、論点1を読む前に「普通の生徒」「普通ではない生徒」とはどのようなことか受講者から意見を聞いてまとめる。その上で、冒頭の部分を読みながら問いについて考える。筆…

「日本語作文C」12/11/06

宿題のフィードバック。レポートの表現の注意、句読点など。 『ウェブ進化論』の一部を読みながら、比較・対象の表現に線を引く作業。グーグルとヤフーの違いについて何と書いてあるか確認。 宿題は、グーグルとヤフーの違いについて、比較・対照の表現を用…

「アカデミック作文」12/11/06

3学期の授業初日。シラバスとスケジュール説明。 レポートの表現と構成を実例を挙げながら説明。 宿題は、新語・流行語大賞の記事とトップテンの説明を読んで、定義→説明→意見」の作文を書くこと。来週の授業にモデルとしたい文章を持ってくること。

「日本語文化研究演習(中)」12/8/06

3学期のシラバス、スケジュールの説明。前半は文献3つについて講義(講読)と分析をし、後半は期末レポートと発表に向けて取り組むようにした。 日本語の文章構造における「順番」に関するいくつかの論考を紹介した上で、「順番のマジック」(渡辺雅子『納…

「日本語作文C」12/4/06

シラバスの説明。今学期も要約と書き換えで基礎練習を行い、中間レポート作成と期末試験をする。 「わかったつもり」に関する本の一節を配り、わからない言葉を辞書で引きながら制限時間内で読めるところまで読んでもらう。辞書で引いてもわからない言葉とし…

「時事日本語」11/21/06

期末試験。授業アンケート実施。 今学期は宿題の作文の出来がよかった。しかし、今学期も授業で活発な質疑応答の場を設けることができず、今後の課題となった。

「アカデミック作文」11/20/06

結論の書き方。教科書の一部を用いて、全体のまとめ・評価・展望の書き方について説明する。 宿題の序論の作文の返却とフィードバック。アウトラインの目標規定文では「〜だということを論じる。」と断定で書けるが、レポートの序論では「〜ではないかという…

「日本語文化研究演習(中)」11/17/06

学期末の発表。2コマ+30分延長。自分の書いた実験作文の条件課題について、文章分析の表を作成して文章構造類型の特定およびそのように判定した理由を説明する。 質疑応答でいろいろな受講者から質問や意見が出た。受講者間のやりとりもかなりあった。最…

「時事日本語」11/14/06

期末試験の予告と論点1〜3のキーワードのまとめ。 要約と自分の意見を書く宿題の返却。要約が引用の表現で書かれているものは、筆者=私という視点で書くことを注意した。 要約として書く場合と引用として書く場合は文章の種類が違うのかもしれない。作文…

「日本語作文B」11/13/06

期末試験。プリント、辞書など何でも持ち込み可。5問出題。レポートにふさわしい文体・表現に書き直す問題、特定の表現を用いて内容をまとめる問題など。

「アカデミック作文」11/13/06

序論・本論・結論の文章構成の説明、特に本論の結果と考察の区別。 調査概要に基づく新聞記事を例に、調査概要・結果・考察・結論のどれにあたるかを読みながら確認。結果は事実であり何らかの実証可能なデータの裏づけがあること、考察は結果から得た事実か…

「日本語文化研究演習(中)」11/10/06

来週の発表のために、自分が書いた実験作文の条件課題の作文について、文章構造の表作成をしてもらう。 表を作成する過程で受講者からいくつか質問があった。「提題表現」と「叙述表現」はセットで考えるので、表に書く時も関連が人目でわかるように書くこと…

「アカデミック作文」11/10/06

休講した分の補講。数値・資料の説明と短作文練習。 調査概要の書き方で、助詞相当語を用いた名詞文について質問があった。「〜による」「〜対する」といった助詞相当語が、「〜行われた調査である。」という名詞部分「調査」にかかるか、それとも「行われた…

「時事日本語」11/7/06

論点3「敬語の乱れをどう考えるか」の問と答えの説明。敬語の2つのとらえ方が最後の段落の主張とどう結びついているかを解説。 来週は論点1〜3のキーワードのまとめ。

「日本語作文B」11/6/06

最後の授業。中間レポート書き直しの返却と前回の宿題のフィードバック。原因・結果の表現と短作文。 日本人学生向けの教科書にあった作文課題を宿題にする。

「アカデミック作文」11/6/06

引用の表現の説明の続き。 論説文から抜き出した引用のところについて、引用の表現形式をマークして、引用が用いられている目的を考える作業を2、3人のグループでしてもらう。間接的な引用の中に、重要語句のみ直接的な引用にしてあるところ、図の引用をし…

「時事日本語」10/31/06

論点3「敬語の乱れをどう考えるか」について問いと答え。 設問に対する説明について、何を問われているかを受講者がよくわかっている。あいまいな説明だと指摘される。受講者の理解力が伸びていると感じる。

「日本語作文B」10/30/06

因果関係の作文のフィードバック。文法等の間違いも含めて説明。特に、事柄に視点をおいて述べる場合と動作主に視点をおいて述べる場合を注意する。 テレビ番組「カンブリア宮殿」の樹研工業の松浦社長の紹介を一部見せる。 宿題は今日見せた番組の内容に基…

「アカデミック作文」10/30/06

原因・結果の作文の宿題返却。分類の表現や定義の表現など今までの授業で紹介した表現を組み合わせて全体構成の整った作文を書いていた。「使用」「借用」から作文への「応用」ができている。 引用の表現と参考文献・注の書き方。 宿題はある論説文について…

「日本語文化研究演習(中)」10/27/06

休講1コマ分の補講もかねて、1限・2限と2コマする。 自分の書いた実験作文の自由課題と条件課題の文章構造の類型とその説明の宿題を返却。 条件課題で同じ文章構造類型で作文を書いた受講者同士でグループになり、お互いの説明について、(1)良い点・おも…

「時事日本語」10/24/06

論点2「日本人にとって皇室とは何か」の続き。問の答えと解説。 皇室紹介のテレビ番組視聴。 宿題は論点2の要約と女性天皇の是非についての意見。 受講者からの質問が少ない。議論を活性化させる工夫が必要。

「日本語作文B」10/23/06

レポート返却。10月27日17時までに修正版を出せば、先に提出したものと修正版を合わせた平均で評価を出すことを受講者に伝えた。 今週と来週は因果関係を中心にした作文。襟裳岬の緑地化を取り上げた「プロジェクトX」のDVDを見せる。 宿題は今日見せ…

「アカデミック作文」10/23/06

2週分の宿題の返却。定義・分類の作文と比較・対照の作文。宿題のフィードバックは、受講者からの質問を中心に解説する。形式名詞「もの」「こと」など漢字を用いない場合、文末表現の「ことが分かる・分かった」「〜と言える」「〜と考えられる」「〜と考…

「時事日本語」10/17/06

論点2「日本人にとって皇室とは何か」の続き。読解問題の答えの確認をしながら、背景説明など交えて解説。 論考の中で引用されていた「人格否定発言」についてどんな内容か質問があった。だれもがある種のニュースを知っているかのように錯覚しそうになる。…

「時事日本語」10/10/06

テレビ番組『カンブリア宮殿』樹研工業の松浦元男社長の紹介を一部視聴。成果主義とは異なる企業の例として挙げる。 論点2「日本人にとって皇室とは何か」の導入。現在の皇室の系図、歴史上天皇が実質的に統治した時代などを簡単に説明。本文を一部読みなが…

「時事日本語」10/3/06

論点1の成果主義について、要約と自分の意見の作文を受講者の作文例を挙げてフィードバック。 問題の続き。答案例を書き直しながら説明。 時間切れでテレビ番組の録画を見せられなかった。成果主義とは異なる方針の会社の紹介。来週10分ほど見せることに…