BLOG文章表現

日本語教育、留学生の作文教育、日本語の文章や表現の備忘録です。

日本語教育 教育実習2011年12月9日−2月17日

実習生が書いてくれた授業見学記録です。

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日本語教育 教育実習2011年12月9日−2月17日

第1回 12月9日(金) 12:15〜13:30
1) オリエンテーション
2) 作文
3) 宿題説明

学習者:12名(うち聴講生1名) 男性4名 女性8名
学習者の国籍:中国7名(うち聴講生1名) 韓国2名 タイ2名 エジプト1名

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
12:15 [オリエンテーション] プリント配布(6種)
     〈シラバス〉説明

12:45 「書く」ための概説 
     〈作文添削・記事要約・作文教科書〉 
      簡単に解説 残りは各自読んでおく

12:49 授業説明 
     〈論点1(記事) 「年収200万の博士たち。高学歴ワーキングプアが大量生産される理由」
        『日本の論点2009』 文芸春秋 2010年〉
      記事の構成や、簡単な内容の紹介
      読解ではなく、作文を書くための素材として利用

12:54 〈論点1 宿題用〉説明

13:10 [作文]
      レベルチェックのための作文課題
      テーマ「日本留学の目的」他 横書き原稿用紙1枚以内

13:32 [宿題説明]
      〈論点1 宿題用〉
       ワードで作成し、メールで提出  である体、書きことば使用
      〈要約〉
       本来は手書き原則だが、今回はワード可
        (基本的には授業中に行う)

★K先生のひとこと★ 「プリントアウトは確認!」

<Yの感想>
先生の話し方は母語話者に対するのと語彙、表現、速さなど全く変わりがない。
私でもノートを取りながら聞くのは大変な場合もあった。学習者はどのくらい理解をしていたのだろうか。
これから、9回ほど一緒に勉強して、一緒に成長していきたい。

第1回 12月16日(金) 12:15〜13:30

1) 記事要約
2) 作文フィードバック
3) 宿題説明

学習者:10名(うち聴講生1名?) 今回から参加2名(中国・台湾 女性)

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
12:15 出欠  
     「今日の予定」を板書
    ★宿題を返却する際、時間が許せば、一人ずつポイントのみフィードバックしながら返却することで、間違いが意識化されるとのこと

12:17 要約の説明
     〈主従関係に注意 主語+述語〉←前回宿題となった要約記事に網掛けや下線でポイントが明示してある
    ★板書しながら、各段落の文番号を確認し、記事では最初の段落が内容的に最も重要であることを説明
    ★それぞれの段落の内容を学生に質問しながら確認
        5W1H 主従関係 接続表現
    ★学生の国の状況など質問しながら、記事の背景、状況を解説
    ★初回のみ、このような丁寧な説明をするとのこと

12:43 今日の記事要約(15分)
     〈空の便 29日と3日がピーク〉

13:00 宿題になっていた作文のフィードバック
     〈作文フィードバック〉
      (1)わからないことば ←学生が宿題のプリントで挙げたことばを一部取り上げてある
     ★学生に質問しながら、解説

      (2)例 ←指示にしたがって、記事の内容を書き換える作文練習で、学生の答えの中で最もいいものを記載
     ★学生の例文で、ポイントを板書しながら解説
       板書 2)日本では 〜ている。
           3)かつて、 〜た。その結果、 〜していた。(変化) アップ←増えていった
             一方、 〜。現在、 〜。                     増加して
           4)原因2つ 直接的                          高くなって
                   根本的

13:25 宿題説明
     〈作文練習2:客観的な表現 p3,4,5〉

13:33 授業終了

<Yの感想>
✐最初に「今日の予定」を板書するのは、学生も授業をイメージしやすく、教師も時間配分とその目的が意識されて、効率的な授業になると思う。
✐要約の説明を聞いていて、文章を読み解くのは、パズルを読み解くことに似ていると感じた。文法の力の重要さを認識されられた。
✐今日の記事要約を学生と共に書いてみた。私より早く書き上げた学生も少なくなかった。難しいと感じた。
✐宿題の作文フィードバックでは、優秀な学生の例文が紹介されていたが、私が作った文より良かったものもあった…。
✐75分通して緊張感が高く、濃い授業内容であった。しかし、学生の緊張感や集中力が途切れている様子は見られなかった。

第3回 12月20日(火) 12:15〜13:30

1) 記事要約
2) 作文練習
3) 宿題説明(レポート)

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
★記事要約 〈「橋下大阪市長」〉15分

★記事要約解説 〈「就活戦線」12/9〉〈「帰省ラッシュ」12/16〉
   学生1名の要約をモデルとして板書し、良い点・注意点を解説
     注意点ポイント:動詞句→名詞句 
               構成の構造化(接続表現の使用法など)

★作文練習2のフィードバック 〈宿題プリント「客観的な表現」〉

★宿題レポートの説明 〈宿題プリント「レポート1」〉

今回の授業は見学できなかったため、先生から伺った概要のみを載せました。

第4回 1月20日(金) 12:15〜13:30
1) 記事要約
2) 前回記事要約・レポート1 フィードバック
3) 論点2 宿題説明

学習者:11名

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
12:15 今日以降の3学期の予定
       1月20日 論点2 (1)作文練習3
       1月27日 論点2 (2)作文練習4
       2月3日  論点2 (3)レポート2 現状の説明
       2月10日 論点3 (1)作文練習5
       2月17日3限 論点3 (2)作文練習6
       2月17日4限 論点3 (3)レポート3
       3月2日    レポート3 提出・要約
     今日の予定
       ?記事要約 食べログ やらせ ステマ(ステルスマーケット)
       ?前回FB 記事・レポート
       ?論点2 作文練習4
    ★以上を板書して説明    
12:26 記事要約 〈食べログ
    ★学生が要約を書いている間に、先生は前回フィードバックのための板書 
    ★今回の要約は、時間がかかっている学生が多かったように感じた。     
12:41 出欠確認
12:48 前回の記事要約のフィードバック
      板書で説明
        板書1 : 学生のモデル要約全文
        板書2 : 提題表現表(「は」「が」「も」の出現箇所がどの文かがわかるような表)
      FBのポイント : 「は」「も」談話構造 表現の意図を読み取る
        「前原氏」は肯定的か、否定的か → 「は」か「も」か
      その他
        モデル文の接続詞の使い方がよい
        注意する言葉 「〜を予定している」
                    の予定である  ←×予定だ
                   する予定である  ←×予定だ   他:方針・見通し
     
13:00 レポート1のフィードバック
     〈レポート1:利点と問題点の説明〉
       「利点→その根拠となる事実」「問題点→その根拠となる事実」
      ★前回、宿題として提出したものを各自に返却すると共に、学習者2名分を例として名前を伏せ全員に配布
     板書(+口頭説明)
      1.参考文献 ×ウィキペディア   実証のために使用するので問い合わせ可能でなければならない
               インターネット引用 参照日(年月日)・URL
      2.引用  自分なりの説明 vs 引用 ←明確にする
             全体的に引用する場合 〇〇を参考に
                                に基づいて/に基づき
                                を踏まえて/を踏まえ
      3.構成  利点+問題点 ⇒ 是非を問う(利点・問題点との関連性はあるか)
      4.カタカナ語   ・一般語 ⇒ ・話しことば
                          ・書きことば(レポート・論文)
                 ・専門語
         例)一般語の話しことば 「メリット」→「利点」「長所」 「チャンス」→「機会」
           一般語の書き言葉になっているもの 「スタンダード」(翻訳すると意味が損なわれる可能性)
           専門語になりかけているもの 「ワーキングプア」→定義が必要

13:20 論点2 〈貧困者をどう支援するか〉 『日本の論点2009』文藝春秋2010年 より
      ★ごく簡単に内容の紹介
13:21 論点2の作文練習3 〈作文練習3 順接・逆説・換言・補足の接続表現〉
      書き換え問題
      ★説明の際、例文を提示しながら具体的に
13:30 授業終了

<Yの感想>
カタカナ語にも様々な種類があり、このような使い分けは辞書にも載っておらず学習者には、この判断は難しいだろう。
✐少しの無駄もない充実した授業内容であるが、反面、聞き漏らすとすぐにわからなくなる可能性がある。
 (しかし、要点はわかりやすく板書してあるので、授業後に自分で考えなおすこともできるだろう。)
✐学生からの質問は少ない。(質問できる時間が少ないようにも思う。)

第5回 1月27日(金) 12:15〜13:35
1) 記事要約
2) 前回記事要約・論点2 作文練習3) フィードバック
3) 宿題説明 (論点2 作文練習4)

学習者:11名

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
12:15 記事要約 〈凍る首都圏〉 
12:30 プリント配布 採点済み前回要約返却
12:35 前回記事要約のフィードバック 〈食べログ〉 
      FBポイント:接続表現(逆接)
       上記プリント〈学生の要約4例〉
        *要約1文目の内容は、だいたい皆同様の情報が書かれている
        *逆接表現  本文9文目 「ただ」
                                レポート・論文
          板書 : 逆接      〜が〜     〇
                       〜ものの〜    △(新聞・雑誌)
                        〜けど〜     ×(話し言葉)
                      〜けれども〜    ×(話し言葉的)
                逆接(譲歩)
                  〜にもかかわらず     〇
                        〜のに      △(話し言葉的)
               *注意事項 〜が〜 逆接・前置き←分かりにくくなる可能性があるので、論文では
                                      多用しすぎない方がいい(ポイントは2文に分けること)
 
12:50 論点2 作文練習3のフィードバック
        板書1 : 3) 段落7〜9
                  〜し、 (話し言葉的)
           例)すぐに生活に困ることはないし、 →なく、
             仕事を紹介して〜人もいるかもしれないし、 →(なく、)かもしれず、
                                             食べなく→食べず 
        板書2 : 難しい言葉(論点2の中の学生が分からなかった言葉の解説)
              段落1 ダマしダマし →だましだまし
                 4 ひっ迫している →逼迫している
                   諦念
                   右肩上がり
                 5 掘り崩す
                 7 溜池 ・ 溜めを失った状態
                 9 気の持ちよう
           ☆板書2はグループワーク(2〜3人)で話し合いながら確認した後、先生がいくつかを解説
13:10 分からない言葉の調べ方 
        プロジェクター使用してネット検索を実演
          例)だましだまし 気の持ちよう
13:20 地震!!!!!
13:25 宿題の説明
      〈作文練習4 : 換言・補足の接続表現〉
13:35 授業終了(次回:やまだ実習1回目)     

<Yの感想>
✐難しい言葉のグループワークの際、先生と共に机間巡視を行い、学生の質問などに答えたり、学生に確認の質問をしたりした。その後の先生の解説と比べ、自分の説明は冗長であった。普段からできるだけ、具体例をあげたり、考えさせたりするようにしているが、もう少し簡潔に言い換えるような説明も必要だと思った。
✐前回の記事要約〈食べログ〉を採点したものを先生が採点したものと比較してみた。
 先生の採点は、接続表現(逆接)にポイントを絞ったものであったため、私の採点結果とかなり異なっていた。私の評価は主に構成によって決まっている。
 また、先生の評価記号に〇△があることに今回初めて気がついた。 (先生の評価:◎ 〇 〇△ △ ×)
 学生は評価基準を事前に知っているのだろうか。

第6回 2月3日(金) 12:15〜13:35
1) 記事要約(Y実習1回目)
2) 前回記事要約・論点2 作文練習4) フィードバック
3) 宿題説明 ミニレポート2 (3.現状の説明)

学習者:12名(遅刻2名)

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
【Y実習1回目】
12:15 記事要約 〈学力テスト〉プリント配布 
     事前指示 : 要約を書く際に、3文それぞれ何について書くかを意識してみるように指示
12:18 要約開始(15分)
12:32 要約文回収 (遅刻の2名は授業最後のグループワーク時に要約)
【Y実習1回目終了】

12:35 前回記事要約のフィードバック 〈凍る首都圏〉 
     板書 :  学生のモデル要約文(板書左側)  本文の主題(板書右側)
                   :                 ??首都圏は
                   :                   ?交通網も
                   :                 ??(〜によると)大雪の恐れは 寒気は
                   :                 ??積雪は
                   :                   :(以下、同様に各文の主題)
     ☆上記の板書で要約文3文についての説明
       ?概要 ?今後の予想(??重要な情報) ?〜交通網の詳細
       要約文1文目−?  2文目−? 3文目−?〜 / 2文目−?〜 3文目−?

12:48 論点2 作文練習4のフィードバック
      (1)換言の接続詞の穴埋め選択問題 (すなわち・つまり・いわば・いわゆる)
      (2)補足の接続詞の穴埋め選択問題 (ただし・もっとも・なお・ちなみに)  
        ☆学生に答えを確認しながら説明
12:51  (3)接続詞に続く文を作文する問題 (したがって・しかし・例えば・つまり・要するに・ただし・なお)
        ☆グループワーク(4人×3組)で話し合い、一番いい答えの文を板書
13:29  学生板書のフィードバック
        ☆つまり・要するに ただし・なお の文は比較しながらチェック

13:34 宿題の説明
      ミニレポート2〈3.現状の説明〉
     
<Yの感想>
✐1回目の実習は、要約前の簡単な指示のみであった。2回目の学習目標は要約文3文の構成が適切にできることなので、その前ふりで意識化するような指示をした。
✐先生の今日の要約フィードバックは、次回の私の実習に繋がる内容で、フィードバックの際に次回にも役立つようなコメントをする機会を与えていただいたが、突然だったため生かせず残念であった…。
✐グループワークは板書するということもあり時間がかかったが、自分以外の学習者が作った様々な文を見る機会は貴重であったであろう。また、授業形態も変化があった方が学習意欲持続に効果があると思う。

第7回 2月10日(金) 12:15〜13:35
1) 記事要約
2) 前回記事要約(Y実習2回目)
3) 論点3 ミニレポート2 フィードバック
4) 宿題説明 作文練習5 (時系列t因果律
学習者:11名(欠席1名)

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
12:15 記事要約 〈節分の豆〉プリント配布・簡単な内容の紹介
12:18 要約開始(15分)
12:33 要約文回収
【Y実習2回目】
12:34 前回記事要約のフィードバック 〈学力テスト(採点済みのもの返却)〉〈Y作成プリント〉
      ☆記事一般の構成の復習
      ☆要約3文の構成
    板書 : タイプ1 要約文?概要 ??詳細・具体例・補足情報・理由…
          タイプ2 ???全体で概要
      ☆<Yプリント>「凍る首都圏」でタイプ1・2の説明
           タイプ1:要約文?=記事?段落
           タイプ2:要約文?≠記事?段落=???
      ☆板書で今回の「学力テスト」の解説    
    板書 :  学生のモデル要約文(板書左側)           本文の構成(板書右側)
                   :                 ?? (震災による 影響を考慮して)
                   :                     <文(文部科学省)>は − 方針を決めた
                                                テストは(すべて)実施する
                   :                      【概要】
                   :                 ??調査は − 切り替えられた
                                      ?しかし、(震災によって…)
                                         <文>は     −    方針を決めた 
                   :                         調査については(すべて)
                                          :
                   :                      【調査・対象の詳細】
                                      ?教科は − 従来どおり …
                   :                  ?<文>は − 方法についてまとめる
                                          【教科・方法の補足情報】
       ☆学生の要約文と本文の構成を対応させながら説明 → タイプ1
       ☆タイプ2の例は口頭で要約文を読みながら、本文構成と対応させんながら説明
       ☆他の人がどのタイプで書いたかペアになって確認(全員タイプ1)
       ☆今後要約する時の参考に!
【Y実習2回目終了】
12:50 アンケート調査票・承諾書の記入
13:00 プリント配布
      〈参考資料『留学生のための論理的な文章の書き方』第3課・第8課一部〉
      〈論点3 宿題シート〉
13:03 時系列・因果律の解説〈参考資料〉
      本文「さっぽろ雪まつりの50年」 時系列(最終段落に結論)
                            →最終段落の結論を最初にすると因果律になる
     宿題の説明 〈宿題シート〉
       作文練習5:時系列と因果律
       (1)時系列の2文→因果律の1文
           問題例:タバコを吸いすぎる。胃腸の働きが悪くなる。
                    →〜吸いすぎると、胃腸の〜
          ☆学生1人1問当てながら確認
13:20   (2)(3)課題1課題2←宿題のやり方の説明  
13:24 今後の予定説明
13:25 ミニレポート2 フィードバック
      ☆グループワーク(3人1組←評価のよかった人がグループに入るようメンバーを指定)
13:34 授業終了

<Yの感想>
✐学習者の態度が協力的で教えやすかったこともあり、実習は模擬授業よりも落ち着いて楽しくできた。
✐余計なことや言い淀みなどがないように、できるだけ簡潔に分かりやすく話すことを心がけたが、プリントのP2,3について紹介するのを失念した。(自分で確認するようにとの指示する予定だった)
✐先生のアドバイス通り、最後にピア活動を少しでも入れたことで、フィードバックの確認ができたのではないかと思う。
✐アンケートは無記名であったが、厳しい指摘はなく、やはり少人数で個人が特定されやすいこともあり、正直な意見を聞けたかは不明である。
✐今後の記事要約文で、今回のフィードバックが要約に生かされているか否か確認したい。
✐よい雰囲気で協力してくれた学習者の皆さんに感謝したい。

第8回 第9回 2月17日(金) 3限12:15〜13:30 4限13:45〜15:00
1) 記事要約フィードバック
2) 記事要約
3) 宿題返却 フィードバック
4) 宿題ミニレポート3 説明

学習者:3限 11名(欠席1名) 4限 7名(Yも欠席)

<授業観察詳細> 〈 〉は配布プリント
3限
12:15 今日の予定(板書)・今後の予定(3月2日最終授業)
12:21 宿題ミニレポート3のやり方の説明
      課題:伝聞した体験の説明 題「〇〇氏の体験した△△」
        1.序論(背景説明・問題提起・レポート内容の予告)
        2.本論(伝聞した体験の時系列の説明)
        3・結論(まとめ―伝聞した体験の評価や意義←因果律で書く)←オリジナリティが出る 
12:27 記事要約フィードバック
       ☆要約返却 + プリント配布〈学習者のモデル要約3種〉
       ☆どのような要約タイプ(前回のY提示)になったか確認
          →タイプ1 タイプ2 + タイプ1.5(どちらの要素も入っているもの)
12:40 記事要約 〈「うん、うん」の心がけ(意見文)〉〈p2 ヒント〉〈p3 参考文献紹介(東大話法について)〉
      ☆記事について説明
      ☆プレタスク(グループワーク3人1組)
        ・本文、1文ずつ音読し、わからない言葉や表現を確認
        ・〈P2 ヒント〉の内容についての問題を考える
            (例:第9文「さて」の前後で内容はどのように異なっているか。)
13:05  ☆記事要約(15分)
13:20 レポート返却
      ☆Yプリント配布中に、先生が返却しながら個別にフィードバック
13:24 ミニレポート3の説明
      〈ビデオのスクリプト〉配布
      ☆〈P3 参考文献紹介〉について簡単に解説
13:30 授業終了   
    
4限
13:45 ビデオ視聴 「IWJ百人百話 第8話 島村守彦さんインタビュー」2011年9月28日収録
      (ミニレポート3の題材)

<Yの感想>
✐今日の記事要約〈〈「うん、うん」の心がけ〉はこれまでと違い、事実を述べる内容ではなく、意見を述べる内容になっており、非常に難しかった。グループワークにはあるグループの一員として参加したが、一人の学習者はこの記事は何がいいたいのか分からないと言っていた。
✐プリント〈P2 ヒント〉の問題も難しく、先生の解説を聞いて、私もようやく理解できた…。
✐学習者の要約文を見ても、今回の記事がかなり難しいことがうかがえる。今回の記事はタイプ1や2で書ける構成にはなっていない。あえて言えばタイプ2の「全体で概要を書く」であろうが、本文構成、トピックの繋がりが非常に分かりにくい。
✐時間配分について:本筋ではないところには時間をかけない。当たり前のようだが、徹底してこれを行うのはそう簡単ではないと思う。慣れもあるかもしれないが、授業内容がよく練られていることが重要だと思われる。
✐今日の3限(第8回)が私にとっての最後の実習授業となった。大変に丁寧な指導をしてくださった
K先生や実習の際、協力してくださった学習者の皆さんに心より感謝いたします。
大変、勉強になり、私自身も少しだけ成長できたような気がします。ありがとうございました