BLOG文章表現

日本語教育、留学生の作文教育、日本語の文章や表現の備忘録です。

2007-01-01から1年間の記事一覧

「アカデミック作文」2/28/07

期末レポート提出。レポートの要約の書き方の説明の要約作成。 研究のために宿題・レポートの作文のデータ提供をお願いした。 授業アンケート実施。 いつものことだが説明が多くなり実例の紹介や練習が少なかった。授業の流れは前半の課題作文練習、後半のレ…

「時事日本語」2/27/07

教材プリント、辞書など持ち込み可の期末試験。文章を読んで説明する問題、意見を書く問題、ある事柄について指定されたキーワードを用いて説明する問題3つで計5題。制限時間ぎりぎりまで書く人が多かった。最後に授業アンケートを行った。 今学期は表現の…

「アカデミック作文」2/26/07

前半は結論の書き方の説明と練習。 後半は期末レポート下書きを持ってきた人に個別で対応。その場で読んで添削していく。 ほとんどの人がこの時点で下書きを出してきた。書き方も概ねよい。

「日本語文化研究演習(中)」2/23/07

発表の続き。4名発表。「起承転結」を取り上げたもの2名、作文の内容の順番について1名、自分のテーマで発表したもの1名。 最後に受講者に授業の感想を聞く。どんなものがむずかしいのか、どのような順で提示したほうが取っ付きやすいのか、など今後授業…

「日本語文化研究演習(中)」2/20/07

発表1日目。4名が発表。テーマは「起承転結」に関連するものが3人、インターネットのチャットのやりとりの分析が1人。 分析に用いた概念とそれを実際のデータ分析にどのように適用したかについて、説明がうまくつながらないものが見られた。概念と分析結…

事柄中心と動作主中心の表現

他の調査を作文で書く場合、「この調査はAによって行われた。」「Aはこの調査を行った。」のどちらも可能だが、自分が調査をした場合は、「この調査を行った。」しか言えない。自分が自ら調査したり資料として取り上げたものは他動詞構文を用いる。 「Aは〜…

「日本語作文C」2/19/07

レポートのフィードバック。参考文献の書き方と、調べたことを整理して論述するレポートで、引用をどのように表したらよいかを注意。 引用の表現の説明と練習問題。特に、どのような意図で引用しているかという練習を中心にする。最後に、ある雑誌の短い論考…

「アカデミック作文」2/19/07

レポートのアウトラインのフィードバック。「枠組みのアウトライン」と「内容のアウトライン」があって、双方が書かれたアウトラインがよいと説明。枠組みとは「〜の原因」「〜の影響」のような見出しで、内容とは「原因は〜」「影響は〜」のように中身が書…

「日本語文化研究演習(中)」2/16/07

発表・レポート作成に向けて持ってきたレジュメをグループで検討。各自の課題研究の進度を確かめる。 パワーポイント発表の説明。以前学会で発表した時に使ったものを例として見せながら説明。

「時事日本語」2/13/07

論点3「就活・受験で成功するには」の続き。新卒者と既卒者の就職活動、特に既卒者の厳しい就職難の現状を扱ったテレビ番組を視聴。 論点1〜3のキーワードを挙げてまとめとする。さ来週は記述式のテスト。プリント・辞書等持込可でキーワードについての説…

「日本語文化研究演習(中)」2/9/07

期末レポート・発表の準備。A1枚に概要をまとめてきたものを2つのグループに分かれて検討。疑問点やアドバイスなど的確なコメントが出ていた。 テーマとして「起承転結」を取り上げた人が半数ぐらい。 パワーポイント・配布資料の両方を用いた発表の仕方と…

「時事日本語」2/7/07

論点3「就活・受験で成功するには」について表現や内容の確認をしながら問いの答えを考えていく。時間内で最後の問いまで終了。

「日本語作文C」2/6/07

レポート下書きを元にレポート作成。ノートパソコンでその場で話し合いながら修正・加筆してもらう。 アウトラインの段階で、もっと論の展開がわかるような何かが必要だと思った。

「アカデミック作文」2/5/07

引用の表現のフィードバック。最初の15分ぐらいで教育実習生にフィードバックの説明をしてもらう。 期末レポート課題の説明、序論・本論・結論の構成を例を挙げて説明しアウトライン例を挙げる。 宿題はレポートのアウトライン作成。

「日本語文化研究演習(中)」2/2/07

2週間前の宿題のフィードバック。論文にあった起承転結の定義の検討と論文全体についての書評。 学期末のレポートと発表の準備。テーマを決めて目的・方法・資料について考えてメモ書きする。 受講生からの指摘。起承転結の文章構成は起承転結は中国の絶句…

「時事日本語」1/30/07

論点2「家庭内殺人の病理とは」の最終回。宿題の要約・意見のフィードバック。 教育実習生の院生の授業。15分で自分の国の家庭内殺人の現状を講義してもらう。 『日本の論点2007』の家庭内殺人を扱った論考の概略、村上春樹の『アンダーグラウンド』のあ…

「日本語作文C」1/29/07

レポートのアウトラインのフィードバック。本論で並べた論拠として並べたものについて、一緒に分析しながらアウトラインの練り直し。それぞれについてどれと関係するか、何を意味するかなどを確認して、再構成する。

「アカデミック作文」1/29/07

宿題のチェックは授業中まわって一人ずつ確認。 前回の授業の補足。「原因として〜がある」と「原因は〜による」の違い。 引用の表現、参考文献の書き方の説明。

「日本語文化研究演習(中)」1/26/07

『ケーススタディ 日本語の文章・談話』の中の会話例を用いて分析してもらう。まず、前回の授業で取り上げた4つの話しことばの特徴(形態上の特徴が中心)を確認した上で、それらの特徴が各発話にあるかどうか確認してもらう。次に、10の発話機能を簡単に…

「アカデミック作文」1/26/07

月曜に休講にした授業の補講。 因果関係の作文のフィーバック、比較・対照の表現、数値の説明。 ある教科書の例文をよりレポートらしい表現に変える練習で、「その理由は〜である。」「どうして〜かというと、〜からである。」「どうして〜のか。それは〜か…

「日本語文化研究演習(中)」1/18/07

「文章と談話の間」についての講義。表現の形態面での特徴から表現が実際の場面でどのように用いられているかという言語使用に関する特徴をとらえるようになってきたことを説明。

「時事日本語」1/23/07

論点2「家庭内殺人の病理とは」の続き。問への答えあわせをしながら説明。 家庭内殺人と心中未遂のつながり、日本の「単身赴任」と韓国の「海外留学」の違いなど。

「時事日本語」1/16/07

論点2「家庭内殺人の病理とは」について、わからない言葉を確認しながら、文章の内容や背景などを簡単に紹介。 韓国の例が挙げられていたので、韓国の実情を受講者に聞く。取り上げる視点の違いが指摘された。例 家族間の殺人ではなくクレジットカード殺人…

「日本語作文C」1/15/07

宿題のフィードバック。添削はせず、問題のある部分に線を引いてどう書き直したらよいかを考えてもらう。短文練習は添削すべき箇所が多く、短作文練習はほとんど問題なかった。文脈のない短い文の作成練習は意外と難しいものなのかもしれない。 中間レポート…

「アカデミック作文」1/15/07

定義・分類の作文の宿題フィードバック。分類の表現を「語義の説明」「具体例」「実情」のどの部分に入れるかによって、課題と異なる文章構成になるものがあった。例えば、実情を原因の説明にして複数の原因を分類の表現で書いたもの。課題の設定の仕方にも…

「日本語文化研究演習(中)」1/12/07

実験作文2のデータをグループで検討。論文で示された起承転結についての判定基準および文章データに基づいて、実験作文2のデータを分析。 宿題は「文章構成の型と文の連接関係」の起承転結3条件の検討と論文全体についての書評。

「日本語文化研究演習(中)」12/22/06

「文章構成の型と文の連接関係」についての講義。特に、起承転結の基準の仮説として出された3つの条件、および、文章の内容と表現との関係について。また、この論文は文より大きい単位の必要性を説いていることに注意。

「時事日本語」1/9/07

論点1「問題生徒を立ち直らせるには」の残りの問いと答えの説明。 要約と意見のフィードバック。ポイントのみを書いた要約、本文の言葉を用いながら簡潔にまとめられた要約、本文を抜き出しつつ長文で書いた要約の順に紹介。論点1に沿った意見をかくべきか…