BLOG文章表現

日本語教育、留学生の作文教育、日本語の文章や表現の備忘録です。

「J743読む書く」1/26/08

2限(休講分の補講)

  1. 論点1の要約・意見の宿題返却とフィードバック。
  2. 宿題の2つの例を挙げて、本文を的確に踏まえた要約と本文を踏まえながらより簡潔にまとめた要約を説明。
  3. 前回の問の残り4つの答の説明。
  4. 今週と来週の予定で、実証中心のレポート、特に調査報告に基づくものを扱う。数値の説明の表現について、「具体的−一般的」「主観的−客観的」な表現を例を挙げて説明。

4限(通常授業)

  1. 国際学力調査の結果の新聞記事の1文要約10分。その間に宿題返却。
  2. 前回のセンター試験記事の1文要約のフィードバック。特に、「て形・連用中止形」と「接続助詞が」の接続の使い分けで、前者は内容が続いている場合、後者は内容は切れるが文は続いている場合と説明。
  3. 作文は、2限の続きで「調査概要→結果→考察」の表現を例を挙げながら説明
  4. 記事の要約で用いた国際学力調査の結果について説明した表現の型を用いて作文練習。教室をまわりながらチェック。
  5. 作文練習は時間内に書き終わった人は提出、終わらなかった人は宿題として来週の授業に持ってくるようにした。

  • 今日の授業は学生も納得した様子で反応もよかった。
  • 記事の1文要約は文や節の接続のよい練習になりそうだ。記事本文の意味の切れ目を確認し、1文としてつなぐにはどのような接続表現を用いたらよいかを考える練習になる。前に文法の授業で説明していた文の組み立てのところが実際の作文で活かせそうだ。
  • 宿題返却は記事要約をしている間に、1人ずつ名前を呼んで教師が簡単なコメントを言いながら渡すやり方にしたが、前回授業とは違って混乱なく返却できたと思う。
  • 遅刻して来た学生には一番前の机に配布プリントを置いてとってもらうようにした。ドアのそばにおいたほうがいいのかもしれないが、遅刻したことをあえて本人に自覚してもらうにはわざわざ教壇の近くに(他の学生にもわかってしまう形で)来てもらうのも一つの方法だろう。